180308劇団四季リトルマーメイド
3月8日。
有休をもらって、名古屋の劇団四季「リトルマーメイド」を観に行ってきた。
席は前から3列目の真ん中という良いポジション!
演者さんとの距離が近くて、表情が よく見える。
黒子さんのように顔に前掛けをしてる人の表情まで見ることが出来たし、
汗も見える距離だった。エリック王子の胸元の汗がセクシー…エロいっ!なんてのも感じることが出来た。
物語はディズニーのミュージカルなので、アニメの内容と ほぼ同じ。
海のイメージを出すため、演者さんがワイヤーで釣り上げられ宙を泳いだり、
水中で立っている、海面にいるシーンでは身体を揺らすといった工夫がされていた。
特に感動したのはエリック王子が船から落ちたところをアリエルが水中で救うシーン。まるで映画の映像を見ているような錯覚を覚えるほど綺麗なシーンだった。
曲はアニメよりも ずっと多くなっていた。当たり前か…
アンダーザシーは やはり最高!3列目から見たからか 迫力があり、とにかく煌びやかで面白かった!
他の曲、特に6姉妹がアリエルの初恋に気付く歌「恋かしら」も良かった!こちらもハチャメチャで面白い。
どちらもYouTubeで聴くことが出来るが、やっぱり生と迫力が全然違う。正直、YouTubeの方は聴いていても面白くない。
あと、YouTubeに関して言うと、アリエル、セバスチャン、アースラの声がイメージと違うな…と思っていたが、当日のキャストは完璧だった!みんなイメージ通りの声で、歌、演技も上手い。まさにリトルマーメイドの世界が目の前にあった。
観終わったあと、すぐ隣のカフェで嫁と興奮しながら感想を話し合って帰宅した。
さて、ここまでベタ褒めしてきたけれど、気になる点が いくつかあったので書いておこうと思う。あくまで個人的な感想なので、温かい目で見て欲しい。あと、ネタバレになる可能性があるので、この先を読む場合は注意願います。
まず、フランダー。
アニメだとアリエルお姉さんに恋した小さな男の子ってイメージなんだけど、作中では青年になっていた。でも、完璧なキャストだったと先に書いたとおりフランダーのイメージが壊れることはない見事な演技だった。ほんの少しだけ気になったので...
次にセバスチャン関連。セバスチャンは登場シーンが多いので いろいろある。
まず、小さいのか大きいのか よくわからない。誰も驚かないところから人が演じていて大きく見えるだけで、登場人物達には普通のカニに見えているんだなと思っていたんだけど、シェフ達をテーブルに引きずり込むシーンから見ると やっぱり見たまんまの怪物みたいな大きさカニなのか...
このシーンいる?ってのもある。シェフのシーンも そうなんだけど、特に よくわからなかっのが、アリエルに変な投げキッスを教えるシーン。たぶん笑いどころなんだけど、すごく微妙。表情が見える距離にいる自分で これなのに、後の方の席の人には見えていないのでは。結局アリエルがエリックに この投げキッスをするシーンも なかったし、なんだったんだろうか...
あと、キス・ザ・ガール。アニメだと森の鳥、虫、カエル、魚、そしてフランダーたちが歌ったり踊ったりしてロマンチックなムードを作る素敵なシーンなのにミュージカルではセバスチャンとスカットルだけ、少し寂しい...せめてフランダーが いても良かったんじゃなかろうか。
最後に、アースラ関連。アースラはアニメと いろいろ違った。
姿を変えて、エリックの前に姿を現さないし、もちろん洗脳も しない。
そして、登場シーンが少なめ。というのも、父ポセイドンから もらった魔法の貝がアースラの力の源で、これを割られるとアースラは死ぬっていう設定になっており、その設定のせいで、 アリエルを人質にトリトンに契約をさせる→ 直後、アリエルが貝を奪って割って即退場。というスピード展開。あまりに あっさりしすぎで驚いた。そんなスピード展開で巨大化しないもんだから、エリックが勇敢にアースラに立ち向かうシーンがない。これがないとトリトンが人間を見直す理由がない気がするんだが...トリトンは結局アリエルに激甘で、アリエルが好きならOKっていうことになるのだろうか?
以上、気になったこと。
いろいろ書いたけど、少し気になっただけで、音楽・演出ともに すごく面白いミュージカルだった!
機会があるなら、もう一度、今度は全体が見渡せるように少し後の席から観てみたい。
でも、次はアラジンが観たいなぁ。