dango-ryo’s blog

滋賀県在住30代おっさんの日記的なもの。個人的なメモみたいなものなので、間違ったことも書くと思いますが、優しい目で見ていただければ幸いです。

西国三十三所-18番札所・頂法寺(六角堂)

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18番札所
紫雲山
頂法寺(六角堂)
宗派:天台系単立
開基:聖徳太子
御本尊:如意輪観世音菩薩
創建:用明天皇2(587)年

四天王寺建立の材木を求め、京都盆地を訪れた聖徳太子。沐浴をするため、池の近くにあった木に持仏の如意輪観音像を置いておいたところ、観音像が重くなり動かなくなった。すると、自分は七生にわたって太子を守護してきたが、今後はこの地にとどまり衆生を済度したい と太子に告げたのて、太子は六角形の御堂を建立し、この観音像を安置したのが このお寺の始まり と言われている。

(しかし、実際には10世紀ぐらいに創建されたんじゃないか という調査結果があるらしい…)

 

愛称は「六角さん」

本堂の屋根の形が六角形であることから そう呼ばれており、隣りにあるビルの展望エレベータから その屋根を眺めることが可能。

華道発祥の地

聖徳太子が沐浴したとされる池のほとりに小野妹子が住坊「池坊」を構えた。代々六角堂の住職を務める池坊は、仏前に花を供える中でさまざまな工夫を加えたことが  いけばなの始まりとなったとのこと。

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へそ石

中央にまるい穴があいた六角形の石が境内にある。これは六角堂が京都の中心とされたことから、体の中心である へそ になぞらえて「へそ石」と呼ばれている。

 

 

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周りをビルなど高い建物に囲まれたお寺なので、聖域のような雰囲気を特に感じ取ることが出来た。繁華街に近い為か参拝客も次々とやってくる。韓国で行ったお寺・曹渓寺(チョゲサ)を思い出した。

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鳩にとっても聖域なのか 鳩がそこら中にいた。人に慣れているのか、近づいても逃げない。おみくじ やお土産にも鳩をモチーフにしたものが多数あった。

境内を見ながらお茶が飲めるスタバもあるので、少しだけ そこで休憩もした。

西国三十三所 草創1300年記念 特別拝観に参加。本堂内陣拝観で、当日の1番目に入堂させていただいた。御本尊お前立ちの前に金剛杵があり、そちらに触れながら御祈祷させていただいた。

また、伝弘法大師作の如意輪観音鞘仏と伝建礼門院徳子寄進の如意輪観音像、親鸞聖人 夢想の像を間近で拝見させていただいた。

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4月8日・花祭りなので、こちらでは甘茶かけ が行われていた。自分も参加して、甘茶1杯を頂いた。